通勤や出先のちょい乗りなど、最近シティライドに使用しているミニクルーザーelos(イロス)。
どこにでも持ち運べる最強のポータブル性能の反面、超コンパクト故にデッキもウィールベースも短く、重さも超軽量の為、路面の凹凸や段差の衝撃をダイレクトに感じる。
日々の乗り心地をより快適にしようと、スケートボードショップのオンラインストアでシリコン製のショックパッドを探すも、どこも売り切れ・・・。
(ウレタン製とラバー製のショックパッドはあるけど、シリコン製は人気なのか?マイナーなのか・・・?)
シリコンだったら材料はすぐ手に入るし、無いものは自分で作ってしまえぇぇ!!
という事で、シリコンショックパッド自作記事となります。
ショックパッドを素材ごとに比較してみた記事はこちら。
ショックパッドの材質にシリコンを選んだ理由
一般的に販売されているショックパッドの材質は、大きく分けると3種類。
- ラバー製
- シリコン製
- ウレタン製
ラバー製(ゴム)、ウレタン製、それぞれのショックパッドを付けて実際に走行してみた結果・・・
ラバー製は想像以上に硬く、ハードに使わないとその恩恵をフルに受けない。
衝撃を吸収、緩和する為のパッドを探していたのにここまで硬いと、速度があまり出ないelosではあまり意味が無く自分の用途とは少し違った。
調べてみると、実際に海外でもロングボードやパーク用ボードにラバー製を使用し、クルーザーにはもっとソフトなショックパッドを積む人が多い事が判明。
ウレタン製は衝撃を1番吸収してくれるがターン、カービング、パンピングする際にデッキがあまり粘らず、弾力や反発力が強くない。
凹凸の振動は吸収してくれるから乗り心地は快適だけど、もう少しターンの際の反発力が欲しい。
それならどちらの素材の中間をいってそうなシリコンだっ!
・・・という経緯でシリコン製のショックパッドを探していたところ、見る所全て売り切れていたので今回の自作に繋がるのでした。
また、素材だけを見たらシリコンが断トツに丈夫である事も大きかった。
耐熱性、耐寒性に優れ、季節や気温の変化で素材が変化しにくい。
程良く弾力があり、その圧縮性能は圧倒的!
素材別の細かい比較や、メリット & デメリットは別の記事にまとめます。
シリコンショックパッド自作方法
さて、そんなこんなで今回僕がお世話になったのは、こちらのシリコンシート。
サイズとしては100mm x 200mm x 3mm。
1/8インチ厚として販売されている、他のライザーパッドやショックパッドと全く同じ厚みとなる。
僕はネットで数枚取り寄せたが、近くのホームセンターなどで販売している一般的なもので十分。
少し大きめにはなるけど、全く同じ種類で同じ厚みのものがアマゾンでもあったので貼っておきます。
作業は本当に簡単。
持っていたラバー製のショックパッドをガイドにして、カットしていくだけ。
見てもらうと分かるように、この寸法のシリコンシートからはショックパッド3枚分の材料が取れる。
なぜ3枚分の計算かと言うと、1枚のカットや穴あけ加工に失敗をしても予備が作れるように、という単純な理由。
大きさに合わせてカットしたら、あとは穴あけ。
ガイドとなるパッドを重ねた際に、穴の位置にマーカーなどで印をつけて後からリューターのカッターや、ドリル系の工具なら簡単に開くと思います。
完成したのがこちらが。
カットする際のポイント
カットする際に、ガイドのパッドと全く同じ大きさというよりかは、少し大きめにカットする方がベター。
シリコンパッドに押し付けられる事になるトラックのベースプレートやライザーパッドに負荷がかかると、ぐっとシリコンパッドが潰れるので、ピッタリのサイズだとベースプレートの端などがボードに直接当たってしまう可能性があります。
(これ文章だけで説明の意味が伝わりますかね・・・?)
シリコンパッド自作のまとめ
- シリコン製ショックパッドは、ホームセンターにあるもので良い
- 3mm厚で、1/8インチと同じ厚み
- カットする際は少し大きめが◎