※ 記事最下部に、読者の方から頂いた被害報告の追記あり
現時点で、もうネットには腐るほど批評が拡散されているので、今更・・・と思う方もいらっしゃるかも知れませんが・・・。
つい最近J:COMの電波点検は任意であり、J:COMが提供するインターネットに加入する場合のみ必要な作業だったという事実に驚愕してしまったので、記事にして残そうと思います。
J:COM加入から解約までのストーリー
3年前から僕が今住んでいるマンションに J:COM のサービスが入り、入居者なら誰でも無料でインターネットが使える仕様になりました。
J:COMの無料サービス開始に伴い、全ての部屋に電波点検をお願いするお知らせ用紙が配布されたので、この時点では加入するか決めてませんでしたが、とりあえず点検日の日程を調整する事にしました。
点検日当日、業者の方が来て、今僕が使っているインターネットサービスプロバイダーの種類やプランについて聞かれ、「是非無料なので試すだけでもっ!」と押され、映画やアニメなどの有料チャンネルの多さが掲載されているチラシとプランの紹介をされます。
追加のプランはまだ検討したいと言い、インターネットが無料になるのでとりあえず試しに切り替えてみる事に・・・。
当時僕はNTTのフレッツ光に加入していたのですが、料金が無料になってwi-fiも飛ばせる機能も付加されるという事で、何も調べず何も考えずに切り替えてしまったのです。
「物件によってはそんなサービスが付いてくるんだなぁ」と、ラッキー程度にしか考えてませんでしたが、そこからが最悪な状況でした。
その他の回線契約と同じように、工事日を決めて業者の方が来て機器を設置。
さぁ今日から無料でネットし放題だっ!と胸を躍らせてネットに接続するも、
「・・・あれ?何かネットが遅いな?」
J:COMのサポートページを見ると、回線機器をリセットする事で改善する事があると記載されていたので、全ての機器をリセットするも改善せず。
細かい数値の計測等はしていませんが、インターネットを普通にサーフする事すら時間がかかり、読み込みから表示までのロード時間が異様に長い。
とてもインターネットを楽しめるレベルではありませんでした。
ちょこちょこやるインターネットゲームに関しては更に最悪で、たいして重いゲームじゃないのにも関わらず、回線が低速過ぎるせいでラグが酷く、ちょこちょこ固まって話にならない。
契約して2日後に解約する事に。。。
解約申請の手続き
さぁJ:COMのホームページから解約手続きの申請をしようと、解約ページを開いてみると・・・
え?今時解約は電話でのみ?
まぁこんなプロバイダーもあるか、と電話をしてみるも、全く繋がらず・・・
朝かけて繋がらなかったので、お昼頃にかけ直す・・・が、繋がらず。
うーん、時間帯が悪いのかと夕方にかけ直すが、15分電話を繋ぎっぱなしで待つも、繋がらず。
次の日に、電話受付開始時間帯から、一度電話をかけて繋がるまで暫く放置。
PCで作業しながら30分程放置して、ようやくスタッフの方と繋がります。
解約希望を伝えると解約理由を聞かれたので、素直に「回線が遅すぎてネットもゲームもまともに出来ない」と言いました。
改善する可能性があるとして、回線機器のリセットやその他ハード面での調整を解約前に薦められましたが、全て試した事でした。
「真に残念ですが、J:COMのインターネットサービスをご利用頂き有難う御座いました。」
と、ようやく解約が出来ました。
NURO光で爆速化、解約後の偶然改善出来たインターネット環境
ここはちょっとした余談です。
J:COMを解約する頃に丁度NURO光のサービスエリアに自分の地域が入ったので、評判を聞きNURO光に切り替えた途端、速度が段違いに。
あれ?こんなにインターネットって快適だったっけ?と思うレベルでした。(笑)
NTTが提供するフレッツ光の場合は、NTTとインターネットサービスプロバイダーに別々に加入する必要がありましたが、NURO光は回線もプロバイダーどちらもNURO光に契約するだけでサービスが開始出来ます。
形式的には、NTTの回線をNURO光が借りてるのですが、契約を別々にする必要がないのは管理が驚く程楽になりますよ。
NURO光のサービス母体もSo-Netが提供しているので、アフターケアやサポートもある程度安心できます。
昔から、インターネットサービスプロバイダーと回線を別々に契約している際に何かトラブルが起きると、プロバイダー側は回線会社へ聞いてくれと言い、回線側(NTT)はプロバイダーへ問い合わせてくれと言う、なんて事は実は多々ある事です。
僕も実際にそういった経験をしたことがあります。
2社のどちらのサービスの範囲内で、どちらが責任を持つべき案件なのか微妙なラインの場合は、たらい回しにされトラブル解決がどんどん遅れたり、結局うまく解決出来ない可能性も最悪のパターンとしては有り得ます。
地域やPCの構成、無線で繋ぐか有線で繋ぐかで、だいぶ評価やスピードのばらつきが確認されているみたいですが、まだサービスエリアが狭いせいか、僕の場合はNURO光が今までで契約したプロバイダーの中で1番快適で、速度も爆速です。
そして、NTTとプロバイダーを別々で契約して使用してたNTTのフレッツ光よりも、NURO光の方が安かったのです。
Σ(´ロ`;
速度も速くなって、何より料金が安くなるなんて最高じゃないですか!?何で今まで乗り換えなかったのか…。
このように、NTTとは違い回線もインターネットサービスも提供する回線サービスは、”独自回線”と呼ばれています。
最近では、au光、SOFT BANK光、docomo光、NURO光などがメジャーだと思います。
…がっ!サービスエリアが限られるというデメリット以外は、速度もそれに対する金額もNURO光がまだまだ強いですね。
実際に僕が使用しているNURO光の回線速度を計測してみたので、速度が気になる方はこちらの記事をご覧下さい。
ここ数年で、関東以外にもサービスエリアがどんどん広がっています。
現在乗り換えを検討してる方や、今のネット環境が不満な方は、是非この機会におすすめのNURO光をチェックしてみて下さい。
基本工事費、数万円分が実質無料になるキャンペーンで僕も乗り換えました。
お得なキャンペーン情報についてはこちら
そんなこんなで、無事に快適なネットライフへと戻る事が出来たのです。
そして!この記事の本題はここから。。。
J:COM点検詐欺の実態
NURO光に加入してから1年程経ち、ふと仕事から部屋に帰ると、ドアのポストにJ:COMからのお知らせが。
確認してみると、電波点検という名目。
全ての世帯主の方にご協力をお願いしております。ご都合のつく日程をご記入下さい
といった文章と共に、第一希望日と第二希望日を選択するような内容が記載されていたので、J:COMに加入してないけど点検なら仕方ないと思い、希望日を選択し、ドアに掛けておきます。
回収するスタッフが回収して、点検業者から”〇〇日の〇〇時~〇〇時に点検に伺います。”とのお知らせが後日届きます。
点検日当日、業者のおじさんが部屋に来ます。
部屋に通すと、部屋の壁にあるTV線を刺す場所に謎の機器を繋ぎ、おじさん曰くJ:COM NETが無料で提供されている建物だから、ちゃんと電波が来ているかの調査をしないといけないと言う。
そして予想通り、業者のおじさんにJ:COM NETの加入の勧誘をされます。
僕:「実は一度加入したんですけど、回線が遅すぎてすぐに解約したんですよ。観れるチャンネルがいくら多くても、映画とか家でそんなに観てる時間もないんで。」、とオファーを断ります。
おじさん:「そうですか~、試してもらって合わないなら仕方ないね」と、おじさんも納得の様子。(たぶんここで既に試した事を話さないと猛プッシュされてた可能性があります。)
そしてそれから月日が流れ更に1年後、また同じJ:COMからのお知らせがポストに入っていたので、「あ、こんな調査あったな~」と前回のおじさんの勧誘を思い出しながら、同じように電波点検希望日を提出。
点検当日来てくれたのは、感じの良い若めのお兄さんでした。
早速部屋の奥に通し、TV線の所で作業してもらう事に。
お兄さん:「すぐに工事してインターネットも使えるようになりますので。」
・・・ん?こいつは何を言ってるんだ?目の前で僕がPCでネット使ってるじゃないか!(笑)
僕:「あの、インターネットは別のプロバイダと契約して今使用しているんですが・・・??」
お兄さん:「左様で御座いましたかっ!・・・では今回の点検は必要御座いませんね。」
僕:「・・・え?次のこの部屋の契約者の為に、J:COMに契約してない部屋でも義務付けられた点検じゃないんですか?」
お兄さん:「えっと、こちらの点検は、基本的には回線工事をご希望される方以外は特に点検の必要が御座いません。」
・・・えっ・・今なんて・・・!?
例えJ:COMに加入していない人間の部屋でも、次に入居する人がいつでもJ:COMに加入出来るようにするメンテナンスをしてくれていたのだと、僕はずっと思い込んでいました。
お兄さんの話を聞くと、なんと工事したい人だけがお願いする点検工事という事が分かったのです!!
つまり、例えお住まいの集合住宅などに無料の J:COMネットなどが完備されていても、点検の義務などは一切ありません。(むしろ営業されて迷惑)
「こちらの説明が解りづらくて大変申し訳御座いませんでした。」、と営業のお兄さんは、最後に謝罪をしながら僕の部屋をあとにしました。
前回のおじさんの時は、そんな任意なんて説明何もされなかったし、何よりお知らせの用紙が紛らわし過ぎるっ!!この表現の仕方はもう詐欺ではないだろうか。。。
毎回職場にも「住んでるマンションでこういった点検がありまして・・・」、と説明して朝遅れてまで点検に付き合ってた身にもなって欲しいものです。
もちろん向こうも仕事なのでノルマなどがあったのかも知れませんが、どう考えてもこのやり方には納得がいかない。
後にネットで調べてみると、元J:COM営業マンがネットに色々な情報を晒しているではありませんか。。。
- あくまで任意で強制ではない
- 営業をかける為の点検商法
- 定期点検という名の勧誘で、ほとんどの作業員は点検などしていない
- 委託されてる業者は完全歩合制
- 点検をしたとしても、J:COMに結果報告や結果提出の義務がなく、報酬もない
・・・こんな恐ろしい事が記載されていました。
仮に本当に点検が嘘だとすると、恐ろしすぎる・・・。
結局、お宅に訪問し営業をかける為だけの点検商法だったのです。
まとめ
確かに、無料のサービス範囲でも少し映画やアニメチャンネルなども用意されていて、追加サービスに加入すると、圧倒的なチャンネル数が観れるようになるので、家で多くのチャンネルをゆったりと楽しみたい人には良いかも知れません。
とりあえずインターネットのサービスは論外です。PCで何を操作しても回線速度がまるで話しになりません。
お知らせのチラシが配布されると、記入しなかったり連絡がない場合は業者から連絡が何度も来るようですが、回収用紙に記入、又は電話で調査不要や点検拒否の旨をしっかりと伝えて断る事が何より大事なようです。
J:COMの点検作業の断り方のまとめは、こちらに記事にしてみたので参考にしてみて下さい。
僕の場合は、たまたま親切な方が教えてくれたので安い授業料で済みましたが(むしろ結果的に回線を見直し、更に良いインターネット環境になったので良かったですが)、無料でサービスが使用できずに正規の金額を払って加入していたと思うと、今でもぞっとします。
この体験談が1人でも多くの人を、悪質な勧誘から救いますように・・・。
この記事を読んだ方からの被害報告
※ 追記: この記事を一度投稿した後に、記事を読んで頂いた方から全く別のスタイルの被害報告のご連絡を頂きました。
被害報告1
報告して頂いた方は都内のマンションにお住まいで、「近くの新しく建設されているビルが完成すると電波障害が起きてしまうので、今まで通り正常にTVを観たりインターネットをするにはJ:COMに加入が必要です。」と、偽った情報をマンションの住民に拡散し加入させていたとの事です。
この手口はもう明らかな詐欺行為だと思います。
結果的には加入しなくても、全く何の障害も無かったそうです。ご連絡頂いた方は不運にも加入してしまったようですが、真実に気付きすぐに解約したそうです。
電波障害を盾に、同じような紹介でJ:COMの加入を勧められた場合はご注意下さい。
被害報告2
無料でJ:COMが使用出来る物件にお住まいの方からのご報告です。
J:COMの営業が電話をしてきた際、既に他社の回線工事の予約をしていたので、他社の工事日程や契約済みである事を伝えると、「こちらの予定では確認出来ない」と訳の分からない事を言い始め、勝手にJ:COMの契約工事だと思い込む無能な営業との電話越しのトラブルがあったそうです。
J:COMの回線使用料が無料の物件に住む相手には、かなり強気で強引な場合があるかも知れません。