ベアリングはオイルを付け過ぎるとスピードが出ない、重い、回転しない




ベアリングをメテンテナンスする際に潤滑剤は多ければ多い程良いのではないかと、ついつい付け過ぎてしまっている人も多いのではないだろうか。

特にスケートボードを始めたばかりの初心者の方は、オイルの適量を知らない人も多い。

オイルベアリングにオイルを付け過ぎてしまうと、本来の性能が発揮出来ないのでしっかりと適量を覚えておこう。

オイルの付けすぎは逆効果

ベアリングをメンテナンスする際、過去に一度オイルを付け過ぎて走行しオイル漏れを起こした事がある。

こちらが問題のシーン。

ベアリング内部からオイルがウィールをつたって漏れ出している状態。

too much oil for bearing

この状態ではベアリングが回転する際に、内部のボールに対しての抵抗が大きくなり動きが重くなる。

結果的にスピードが出ない、ベアリングの回転が重くて回らない、といった現象が起こるので要注意。

オイルの適量

オイルの適量は、ベアリング1個に対してだいたい1適~2滴と言われている。

多くのスケーターがベアリングをクリーニングした後、だいたい2適垂らしているイメージ。

汚れが落ちた綺麗なベアリング内部のボールに1滴垂らしたら、そのオイルを付けたボールと対角に位置するボールに2滴目を垂らし、シールドを戻して回転させ良く馴染ませる。

因みにボーンズのスピードクリームシリーズは、どのスピードクリームタイプでも全て2適の使用が付属マニュアルにより推薦されている。

グリスベアリングのグリスは多くても問題ない

潤滑剤過多によるデメリットはオイルベアリングに限定されるので、グリスベアリングに付いてくるグリスが多い場合は全く問題ない。

特にグリスベアリングは馴染むまで時間が必要で、馴染みだすとオイルベアリングと変わらない程スピードが出るものも沢山ある。

実際、世界的に人気のZealous Ceramic Built-In Bearings(セラミックビルトインベアリング)は、セラミックビルトインベアリングの最高峰として世界的にも絶大な人気を誇るが、馴染むまでは走行中に大量のグリスがはみ出てくる事でも有名だ。

(日本では全く販売されていないが多くの愛好家が世界中に居て、ハードに乗り続けても数年はメンテナンスフリーで乗り潰せる耐久性抜群のおすすめベアリング)

基本的にグリスベアリングはメンテナンスフリーなので、メーカーもグリスをたっぷりと注入してくる。

グリスが馴染む過程で余計なグリスが漏れ出した場合は、綺麗な布などで拭き取ってあげよう。







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