マンションのシーファイブインターネットが光回線なのに遅くてWifiもつながらない!速度も比較。




 

つい最近不動産を購入して引越したのは良いものの、インターネットサービスに非常に不満がある。

売買契約書に記載され契約時に紹介されたのは、“シーファイブインターネットサービス”

よくあるマンション1棟全ての部屋が一括で管理されているようなタイプのインターネットサービスのようだ。

調べてみると、株式会社シーファイブという会社が提供するインターネットサービスで、比較的マンションの世帯数が多い物件に入っている事が多いようだ。

今の記事では、そんなシーファイブインターネットサービスのサービス内容や、致命的な欠点、実際に測定した速度などをまとめているので、気になる集合住宅のインターネットサービスがシーファイブのものである場合は是非参考にしてみて欲しい。

 

 

シーファイブインターネットサービスの概要

 

問題点を指摘する前に、今回強制加入させられ全ての部屋に配備されたシーファイブインターネットサービスがどんなものかをおさらい。

※ 尚、これはプロバイダーである株式会社シーファイブと各物件のオーナーや管理会社との契約であり、サービス内容は物件やエリアによって異なるはず。

 

光回線

光ファイバーを採用した最大速度1Gbpsの光回線サービス。

NURO光などの最速サービスを除くと、他の一般的な光回線サービスと同様の最大速度である。

あくまでもベストエフォートなので、理論値という事を忘れてはいけない。

 

契約年数

強制加入年数は6年。6年間は各個人で契約解除が不可能と契約書には記載されていた。

そして、6年満期の3カ月前までに解約の申請が無い場合は、もう1年サービス期間が自動延長されるとの記載。

隅々までしっかりと契約書を読まない人間達から自動的にお金を取る、何ともせこい仕様となっている。

(僕は絶対に最短で解約すると心に誓った)

因みに僕はこの物件が築2.5年の時に部屋を売りに出した売り主から購入し引越している。

管理会社へ問い合わせた所、この6年という期間は住み始めてから6年ではなく、物件がプロバイダーと契約してからのサービス期間となるとの事。

つまり残りあと約3年のサービス期間となっている。

どの道この残り3年間の間に、管理会社は理事会を通して次のインターネットサービスを探し契約し、加入する必要があるのだ。

 

月々の料金

物件の購入を検討の際は、物件資料に月々900円のインターネットサービス設備導入済み、的な事が書かれていたが、今支払っている正確な金額は935円。

他の物件も、おおよそ月々900円前後のサービスを展開していると思われる。

 

 

シーファイブインターネットサービスのサービス内容

 

インターネット接続(標準サービス)

有線LAN接続

パソコンとLANケーブルを直接接続する一般的な接続方法。

概要でも解説した通り、光ファイバーを採用した理論値上限が1Gbpsの仕様。

無線LAN(Wi-Fi)接続

各端末と無線で接続させる方法。

今回の物件ではアクセスポイント(Wi-fiの電波を送る機械本体)が、壁埋め込み型。

つまり見た目はスッキリだが、アクセスポイントを自分で別の場所に移動させる事が不可能となっている。

各部屋のパスワードが取り扱い説明書に記載されていて、無線LAN接続時は300Mbpsとなる仕様。

 

メールサービス(標準サービス)

“メールサービスをご利用になる場合は、会員証が必要となりますので、ヘルプデスクまでお問合せ下さい。” と、利用案内には記載されている。

つまりシーファイブの会員登録的な手続きをする必要があるのだろう。

 

オプションサービス

プライベートIPアドレスサービスが別途オプションサービスとなっているが、無料サービスとの事。

書面での手続きが必要な為、家庭内LANを検討している人向けのサービスとなっている。

 

上記3点がサービス内容となっているが、僕が使用しているのはインターネット接続のみ。

メールサービスやオプションサービスなどは一切使用していない。

 

 

シーファイブインターネットサービスの問題点

 

ここからが実際に使用している際の問題点の指摘となる。

 

Wifiの電波が弱く場所によって届かない

1番隅の部屋へ移動すると、そもそもWifiの電波が入ってこない場所があり強制的に4Gに戻される。

これはあくまでも我が家のケースであり、家電や家具の配置などによって若干の差は必ず出る。

・・・がっ!!極めて少額とは言え有料で使用しているものなのに、電波が全く入らない場所があるなんてサービスとしては今の時代有り得ないと僕は思う。

百歩譲って、一切費用の負担が発生しない無料のサービスなら納得出来るが・・・。

そして極め付けは、ネットに接続可能なスレート型端末やPC周辺機器を同じ部屋に置いた状態でも、たまに「Wi-fiに接続されてません」と表示されてしまう。

 

各部屋へ壁内で分岐出来ない

これも今の時代非常に致命的な欠点ではないだろうか。

壁埋め込み式というのは見た目もスッキリして聞こえは良いが、有線接続を分岐させたい場合は大本からしか有線の配線を出す事が出来ない。

つまり分岐器を使用し、その線を壁や天井をつたわせて、各部屋に引っ張るしか無いのである。

ここが本当に想定外で、21世紀、かつコロナの影響でリモートで仕事をする人も多いこのタイミングでこの仕様・・・控えめに言ってもゴミではないだろうか?

これは後程説明するが、引越し前のNURO光をこの物件に導入しようと屋内工事スタッフに配線を通してもらう際、はじめて気付いた点であり、管理会社である株式会社中央ビル管理やプロバイダーである株式会社シーファイブからは何も案内が無い。

管理会社とプロバイダー、それぞれの担当やサービス提供者、企業レベルでインターネットリテラシーが低い人間が管理しているとしか言いようが無い。

一般的には賃貸であろうが分譲であろうが、そこに住む人間がどの位置でパソコンをはじめとするインターネット接続端末を使用するか、家具や家電なども含めてある程度自由に設定出来る。

冷蔵庫や洗濯機は位置が決まっているにしろ、パソコンの位置や配線を制限するような不自由な物件は生まれてから人生で初めて遭遇し困惑している。

こんなポンコツ仕様は賃貸物件でも無かった。

因みに、壁に埋め込まれている大本の配線(アクセスポイントの場所)は、キッチンカウンターの真裏あたりで線を出すとダイニングに当たる位置。

ダイニングにダイニングテープルと椅子では無く、パソコンを置けと言うのか・・・。

(´・ω・`)

 

 

賃貸物件でさえも選べた回線の幅

 

ここ10年間に3度引越しを経験していて、どこも賃貸物件の集合住宅だったが、どこの物件のインターネット環境も今よりかマシだった。

管理会社や不動産オーナーが契約する内容にもよるが、だいたい集合住宅では以下の3タイプのいずれかが多い。

 

物件A: 回線固定、プロバイダーが選べるタイプ

比較的古い集合住宅にこのパターンが多く、回線は固定されているがプロバイダーのみ選べるタイプ。

1つの大本の回線を各部屋に引いて回線をシェアするので速度が遅い場合が多いが、大手プロバイダーでも料金はマンション専用プランなど月々2000円~3000円前後の格安のものが多い。

契約時や入居時にインターネットの案内があり、そのマンション専用プランが用意されている。

NTTのフレッツ光で回線は固定されていたが、プロバイダーは案内に記載された一覧の10種類程から選べた。

(その時はビッグローブにお世話になっていた。)

 

物件B: 回線固定、工事の仕方で他回線導入可能なタイプ

契約時に管理会社に相談する事で、予め決められた回線はあるものの工事の内容によっては他回線を引く事が許可されるタイプ。

よくあるのは、他の回線を引く事で物件に穴を開けたりする事を管理会社やオーナーは嫌うというパターン。

どうしても物件BにNURO光を導入したかった僕は、契約時に管理会社へ赴く際、直接担当者と相談し「回線を引く際、物件に穴あけやビス留め無しで機器を取り付けられるなら許可する」と言われ、工事の担当者に事情を伝えそれが可能か見てもらった。

工事担当スタッフにお願いしたら、すんなりとOK。

ただし、機器はしっかりと固定する方が無難であると案内はされる。

地震などの災害によって、場合によっては機器に異常をきたしてしまう可能性があるからだ。

しかし、そこに住んでいる数年間の間何も異常は無かった。

 

物件C: 無料 or 格安回線付きだが、自由に他回線導入可能なタイプ

この物件が1番最高の物件だった。

無料回線が付いていながらも、他に自分が好きな回線があれば自由に選んで導入して下さいという、何とも神がかった対応の物件。

使えないだろうとは思いつつ、入居後に無料インターネットに一応加入。

速度が遅くて全く使い物にならなかったので、それを2日で解約。

物件Bから使用していたNURO光をそのまま引き込み、継続して使用していた。

 


 

今回の物件は上記のどれにも当てはまらない。

物件の世帯数が多くなると、多くの場合は管理会社が管理し易いよう、インターネットサービスの契約内容も各個人の自由度がどんどん制限される傾向は確かにある。

しかし、築年数が浅く最近建った物件にしてはあまりにも融通が利かな過ぎるし、何よりも全く選択肢の幅が無い。

 

 

実際に測定したシーファイブインターネットサービスの速度

 

では実際に使用していて速度はどれ程出ているのか?

これは説明するよりも測定した速度を貼った方が断然早い。

 

 

 

下り回線速度がだいたい550Mbps。

速度としては遅くも無く速くも無い、といったイメージ。

ネットをサーフするだけなら困る事は無いけど、決して快適なレベルでは無い。

以前使用していたNURO光を独立して一部屋に引くタイプの速度からすると少し遅いので、体感速度はやはり落ちる。

因みに以前の集合住宅では750Mbps前後常に出ていた。

はやり現状NURO光が最強過ぎる・・・。

 

 

シーファイブインターネットサービスまとめ

 

  • Wi-fi電波がフロアの隅の部屋まで届かない
  • 壁内から各部屋に分岐不可能
  • マンションタイプの速度としては有線LANなら可もなく不可もなく

 

大抵どのようなエリアの物件でも、集合住宅の無料インターネットサービスや格安インターネットサービスは、はっきり言ってあまり使い物にならない。

しかしながら、快適なネットライフを満喫する上で各部屋に壁内で分岐出来ない事が何よりも致命的。

壁内で分岐が出来ず、それぞれの部屋でパソコンを使用する場合無線LANで接続しなくてはならない。

それにも関わらず肝心なその無線LAN(Wi-fi)の電波が届かないとなると、有線LANで壁や床や天井をはわせて各部屋に分岐させるしか手段が無い。

少なくとも、パソコンやインターネットに関して不慣れで知識があまりない層、こだわりがない層などに向けたサービス内容となっている事は明らか。

4000万弱を支払い購入した物件が、この程度のお粗末なネットサービス。

僕は比較的この物件の中でも安い部屋の部類で、更に上の階の角部屋などは約6500万で購入されている。

流石に最近建った物件に6000万出して、このレベルのインターネットサービスというのは呆れるレベルだが、分譲でもこうしたデメリットが必ず集合住宅にはあるという事。

こうした事を考えると、やっぱり最終的には戸建てが1番快適だろうと思う。

内装にしても外装にしても、自分達でリフォームやリノベーションしたりDIY出来るし、ネット環境なんかは特に整えやすい。

戸建て vs マンション(集合住宅)というのは、どちらもメリットデメリットがあるのでこの記事ではあえて深くは触れない。

・・・が、子供がある程度成長した頃にはマンションでは狭くなるので、大抵この手のマンションを購入する人は、どこかで物件を売却し最終的には戸建てを購入するというのが一般的な流れである事には変わりない。

実際、僕もその予定の1人だ。

因みに長年使用しているNURO光を今の物件でも使おうと持ってきたら、色々と管理会社とのやり取りに行き違いがあり、「1つの部屋の為だけに新たな機器を大本の配線板に付けるのは理事会の決定が無いと出来ない」と管理会社から言われており、NURO光の工事が現在絶賛保留中。

( ˘ω˘)スヤァ…

それだったら売買契約書や規約集に最初から明記して欲しい。

しっかりと管理されている管理会社であれば、賃貸物件の契約時でさえインターネットについての案内や確認がある。

色々と思う事をざっくりと書き殴った記事になりましたが、結論から言うとシーファイブインターネットの仕様は現代のゴミ、という結論が僕のまとめです。

また何か管理会社やプロバイダーとの間で進展があれば記事にして報告しようと思います。

 

 







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