ファンタジー漫画ばかり紹介していた当ブログが、ついに新感覚のSFバトル漫画を紹介する時が来てしまったようだ。
物語のプロットから一気に引き込まれ、これから国内でも人気が必ず出るであろう漫画、液怪(えきかい)が非常にユニークで面白いので魅力をまとめました。
あらすじ
校内のいじめにより“モジホコリ”を飲まされた真。真の身体に徐々に変化が現れ液体怪物のような能力を持つことになり… その真の前にブロブ研究者蓮が登場し、蓮から脱走した実験体たちも動き始める。一方、急に強くなった真は不良たちのファイトゲームに出場させられる。
ピッコマ 液怪掲載ページより
液怪の魅力
菌という概念
今まで読んできた漫画では、細菌兵器により世界が滅亡するストーリーは存在しても、菌により主人公達が強くなるストーリーなどなかなか存在しない。
あらすじに記載されているように、モジホコリという菌を身体に取り入れた事により主人公たちの身体が変化し、それをきっかけに壮大な争いへと巻き込まれてゆく事になる。
人間の身体には様々な菌が共存している事は現実世界でも周知の事実だが、この漫画を読むと改めて人間の体と菌の関係性を学びたくなるような気がする。
(ただし、実際に僕が勉強したとは言っていない)
迫力あるサバイバルアクション
菌の力を身にまとったキャラクター達のバトルシーンが非常に迫力があり、見応えがある描写となっている。
また、学生生活を送る主人公達の日常やいじめ問題なども含まれる事で、SFながらも現実世界に起こりそうなリアルさも持ち合わせている所が面白い。
戦闘シーンは比較的テンポも良く、次の展開が読めないようなシーンが多いので緊張感も◎。
キャラクター毎の能力
バトルシーンの見応えの1つとなっているのが、同じ菌を取り入れたキャラクター達でも、それぞれの能力が異なる事だ。
どうやって別々の能力が生まれ個々に宿るのかは本編を読んで楽しんで欲しい。
それぞれが違う能力を持つ事はバトル漫画ものにはある設定だが、お互いの力の駆け引きが出来る事が新しい。
この駆け引きについても本編でどうぞ。
液怪まとめ
まだピッコマで配信されボリュームは少ないものの、寄生獣や亜人を連想させる絵のタッチやストーリーは、これから多くの読者を惹き付ける作品と予想。
主人公達が菌を体内に入れた事がきっかけに学生たちの日常シーンから徐々にスケールが大きくなっていき、想像を超える壮大なストーリーが動き出す。
もちろん物語は序盤であり、全て背景が見えている訳ではないけれど、既にかなり個人的には面白い作品だと思うので是非おすすめしたい。
液怪を読むにはこちらから。