APEX独自のピン機能がプレイする上でいくら便利でも、とっさのVCで指示を出したり会話したい時は共通語と言えば英語なので、やはりある程度の簡単な英語は覚えておきたいもの。
日本人プレイヤー達がバトルロイヤルジャンルのゲーム内で使用する “漁夫” もその1つだ。
でも凄く不思議で [漁夫 英語]といった検索件数がそこそこあるのに、日本語のインターネットページではどこにもちゃんとした答えが掲載してない。
(少なくともざっと上位数ページを自分で調べた際には、どこにも答えすら出てこなかった)
出てくるのは古い知恵袋やブログで、漁夫の利と同じ意味を持つ英文がそのまま掲載されているだけ・・・。
(´・ω・`) イヤ,ソコジャネェ・・・。
と言う事で!!
(そろそろ同じ質問に答えるのが面倒なので) 様々なFPSで使われている、漁夫、漁夫る、漁夫られる、を英語にすると何と言うのか解説します。
恐らく日本語のウェブページでは、このページぐらいしか英語で漁夫を何と言うかという解説ページが無いのではないだろうか。
この記事にAPEXを関連付けてますが、これは1000年前から使い古されてきた、どんなバトルロイヤルゲームやFPSゲームでも使える万能用語なので是非参考にどうぞ。
漁夫の利の意味
Switch版が発売されクロスプレイが実装された事により小中学生プレイヤーも増えたと思うので、そもそもの言葉の意味が解らない方向けにおさらい。
(言葉の意味が解る方は飛ばして下さい)
Google先生で調べると最上部にこちらの説明文が出てきます。
「漁夫の利」の意味は「両者が争っているのにつけ込んで、第三者が利益を横取りすることのたとえ」と言われています(デジタル大辞泉・小学館より)。
(因みに言葉自体は、中国戦国時代の故事から生まれた故事成語なので気になる人はググってみてね)
つまりこれをFPSに置き換えると、2つのパーティーが戦っている最中に第3のパーティーがやってきて、両者に損害を与える、または両者を壊滅させるような動きを意味します。
「敵パーティーとの戦いが終わったら即漁り、すぐに漁夫に備える。」
「漁夫が来る前にこの場を離れよう。」
などとゲーム内でよく言われている “漁夫” とは、この第3のパーティーを警戒するという意味なのです。
戦闘終了直後や終了直前は、アイテムやHPが減った状態のプレイヤーが多い為、第3者によく狙われますからね。
因みに英語で漁夫の利は・・・
“Two dogs fight for a bone, and the third runs away with it.”
「一本の骨のために2匹の犬が争っていたら、3匹目の犬が現れて持ち去ってしまった。」ということわざ。
としてインターネット上で紹介されており、僕自身もこれは読んだ事があるぐらいで知識としては頭の片隅にあった程度です。
(海外生活中に実際に使う事は無かった)
英語で同じ意味の言葉が存在しなかった為、オランダのことわざをそのまま引用するようになったとか。
でも、これって漁夫の利という故事成語をそのまま英語に直訳しただけですよね。
皆が知りたいゲームで使用する英語での漁夫の言い方って、日本語のことわざと同じ意味の文章が存在するか質問している訳じゃないですよね?
「いや知りたいのこういう意味の漁夫じゃねぇぇぇ!!」と検索しながら、部屋の窓を開けて心の中で叫んだ人は無数にいるはず。
日本人ゲーマー達が使う漁夫の意味
これもゲーム用語として意味を理解していない方向けの補足です。
先程解説した故事成語から派生して、日本人ゲーマー達の間で “漁夫” とは下記のような使い方をされます。
- 漁夫 → 漁夫の利を得ようとする第3者
- 漁夫る → 自分達が漁夫の利を得て、争っている2チームに損害を与える又は壊滅させる
- 漁夫られる → 自分達が敵と争っている最中に、第3者の介入により被害を受ける又は壊滅させられる
色々なシーンでの漁夫を英語で言うとこうなる
さて、ここからがこの記事の本題。
英語で漁夫は何と言うのか。
漁夫
まずは第3者を指す漁夫という言葉を英語にした場合。
答えはThird party (サードゥ パーティー)。
※ VCで発音する際は thのサウンドに注意!カタカナの “サ” でサードパーティーと発音しても英語圏の人には伝わり難いです。
直訳すると第3のパーティー、そのまんまですね。
漁夫の利を得る動き自体を名詞として使いたい場合は、Third partyingになります。
例文でイメージをつかんでみましょう。
例文:
Third party might come, we should leave here. (漁夫が来るかも知れないから、ここを去ろう)
Third party!! (・・・と戦闘中に叫ぶだけで、漁夫が来た事を味方に知らせる意味になる)
Third partying is common strategy in this game. (このゲームでは、漁夫の利を得る動きが一般的な戦略だよ)
これはちょっとした余談なのですが、PCや家電製品、ガジェットが好きだったりすると、「サードパーティー製品」という言葉を聞いた事が必ずあるはず。
例えばiPhoneの充電器に置き換えてみると・・・
アップルではない全く別のメーカーがiPhoneの充電器を製造し販売したら、それはアップルの公式(純正)充電器ではない。
でも互換性があるから充電が可能。
このように、オリジナルのメーカーの製品と互換性がある品で、他メーカーや企業が製品化したものをサードパーティー製(品)と呼ぶ。
ハード面だけではなく、PCにインストールされているソフト面でも同様。
FPSはFirst Person Shooter、つまり1人称視点シューターの略。
つまりゲームのキャラクターが見てる世界がそのまま画面に映し出されるタイプのゲーム。
TPSはThird Person Shooter、つまり3人称視点シューターの略で、キャラクターを第3者が後ろから見てる視点でゲームの物語が展開してゆく。
ここでもThird Personという言葉が、第3者という意味を表す言葉として使用されているとイメージが何となく解ってくるはず。
漁夫る
お次は、自分達が漁夫の利を得る動きをする第3者になる場合の英語です。
非常に便利なもので、Third partyはnadeと同じようにゲーマー達の間では動詞としても使用されます。
nadeの意味が分からない人は、1度こちらの記事のnadeについての解説を読んで下さい。
FPSやTPSで海外のプレイヤーとコミュニケーションを取るなら、絶対に覚えておきたい言葉です。
例文:
Let’s third party them. (彼らを漁夫ろう)
We shouldn’t third party them. I think forth party will come here. (ここで彼らを漁夫るべきではない。たぶん第4のパーティー[更なる漁夫]がここに来ると思う)
漁夫られる
「○○される」といった、中学英語のおさらいとなります。
受動態の表現は英語では 「be + 過去分詞」。
ただし、英語圏のプレイヤーやネット上で最も多く表現される言い回しが “get third partied” です。
(party[パーティー] → partied[パーティードゥ]に変化している)
例文:
If we get third partied, let’s avoid fighting. (もし漁夫られたら、戦闘するのは避けよう)
Oh no! We got third partied. (あー!漁夫られたぁー)
We were third partied by them. (彼らによって[私達は]漁夫られた)
We keep getting third partied in this round. (このラウンドで自分達はずっと漁夫られてるね)
第3のパーティー以降の漁夫を英語で表現する場合
自分のチームと敵チームが戦闘しているとします。
そこに漁夫(第3のパーティー)が来るとします。この記事で解説してきた通り、自分達のチームにとって彼らはThird partyになります。
そこに更に別のチームがやってきた場合、英語ではForth partyと言います。
そうです・・・お察しの通り、順番に数字で呼ぶだけなんです。
Third, Forth, Fifth, Sixth, Seventh…といった言い方。
大抵ゲーム内でも、あっても第5パーティーまでじゃないでしょうか?
銃声に猛者達が集まるゲームであっても、スマブラ程わちゃわちゃゲーじゃないですからね。
実際Apexに関する海外掲示板などでも、トピックでよく見る表現はだいたい第5パーティーあたりまで。
漁夫の対処を英語で言うと・・・
漁夫りに来るプレイヤー達に対しての対処を英語で表現すると、Counter third partyと言います。
これもカウンターという言葉を前につけるだけなので、シンプルで覚えやすいですね。
例文:
Let’s counter the third party. (この漁夫にカウンターを仕掛けよう)
一方で、third party counterという言葉も存在します。
これは動詞ではなく名詞としてカウンターを使いたい時に言葉の順番が入れ替わります。
例文:
Revenant’s ult might be the best third party counter. (レブのウルトがもしかしたら1番良い漁夫対処方法かも知れない)
英語で漁夫のまとめ
基本的にこの記事で紹介した漁夫を英語で言う表現は、全てのゲームに共通して使用できます。
PUBG、フォートナイト、APEXなどの最近のバトルロイヤルゲームやタルコフなどのサバイバルゲーム。
もっと単純なラウンドを繰り返すValorantなどのFPSでもOK。
海外プレイヤーとパーティーを組み、野良VCをしながら一緒に動くシーンが様々なゲームで多くなってきているので、これを覚えておくだけでもコミュニケーションが非常に楽しくゲームが快適になりますよ!
それでは良いゲームライフを。
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