という事で!元ヘアサロンモデルで、スタイリング剤を使ったり集めたりするのが好きな僕が紹介する、おすすめヘアスタイリング剤の記事です。
今回は、タイトルでも述べているOCEAN TRICO(オーシャントリコ)という人気ヘアワックスシリーズに、2017年11月に発売され追加された、OCEAN TRICO SHINE OVER(シャインオーバー)にクローズアップしていきますよ~!
OCEAN TRICOシリーズとは
そもそも、オーシャントリコシリーズってどんなヘアワックスなの?、と疑問を持った方にご説明します。
商品を開発、プロダクトとしてリリースしたのは、原宿発で今でも男性から圧倒的な支持を得る美容室、OCEAN TOKYO(オーシャントウキョウ)。
多数の有名美容師が所属する、渋谷原宿を中心に展開している人気サロンです。
2016年11月の先行発売では一瞬で完売、それ以降は取り扱い店のロフトでも暫く欠品が続き、入荷したらまた完売欠品を繰り返す程の人気を集め話題になりました。
最近ようやく安定した供給になったというイメージです。
書店以外にもコンビニでよく目にする某モノ雑誌(生活雑貨など)でも、今年2018年の売れ筋ヘアワックス部門で、今回ご紹介するOCEAN TRICOのSHINE OVERが(シャインオーバー)堂々の1位を獲得していました。
そしてなんと!!続く2位が同じシリーズのOCEAN TRICOのEDGE(エッジ)で見事なワンツーフィニッシュを飾っていました。
その他多くの紙媒体メディアでも特集されています。
髪に悪い余分な成分が含まれず、トリートメント成分配合、洗い流しやすく作られている事が高い評価に繋がっています。
そして2017~2018年にかけて、今最も売れているヘアワックスになりました。
オーシャントリコシリーズとは、”OCEAN”それぞれの頭文字から始まるワックスシリーズの総称となっています。
※ これから紹介するOCEANトリコシリーズは、セット力、ツヤ感、操作感、束感の評価は商品の公式ページと同じものを記載しています。
OVER DRIVE(オーバードライブ)
シリーズの中では1番のセット力。スモーキーマットのツヤがなくバサっとした質感を簡単に作れるドライ系ワックス。
束感をカッチリと出さない無造作ヘアには最適。ワックスをつけてる感じを出したくない人にもオススメ。
セット力 ★★★★★
ツヤ感 ☆☆☆☆☆
操作性 ★★★☆☆
束感 ★★☆☆☆
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CLAY(クレイ)
オーバードライブよりも束感がぐっと出る、こちらもツヤがないドライ系ワックス。
オーバードライブ同様、ワックスをつけてる感じを出したくない人にもオススメ。
マットワックスながらも、オーバードライブと比べてほんの少しだけツヤがあり、操作性と束感がアップ。
ヘアオイル等と併用して使うベース剤としてもおすすめです。
セット力 ★★★★☆
ツヤ感 ★☆☆☆☆
操作性 ★★★☆☆
束感 ★★★☆☆
EDGE(エッジ)
様々なメディアや雑誌の総合評価で、2018年の年間ヘアワックス部門第2位に輝いたOCEAN TRICOシリーズの中では1番万能なヘアワックス。
ショートからマッシュヘアーまで、幅広い長さの束感を演出したいヘアースタイルには最適。
操作性が高く束感が簡単にセット出来るので、ヘアワックス初心者にもおすすめです。
セット力 ★★★★☆
ツヤ感 ★★★☆☆
操作性 ★★★★☆
束感 ★★★★★
AIR(エアー)
がっちりと固めずに、軽やかなニュアンスのゆるふわヘアーを作りたいならこちらのワックス。
適度なまとまりと束感で、凄く柔らかい印象に仕上がります。リラックスしたスタイルに相性抜群。
セット力 ★★★☆☆
ツヤ感 ★★☆☆☆
操作性 ★★★★★
束感 ★★★☆☆
NATURAL(ナチュラル)
最新作のSHINE OVERを除くと、シリーズの中で唯一ファイバーが含まれているワックス。
伸びが良く、軽いニュアンス作りや、サラッとルーズで自然な動きでまとめたいならこちらのワックス。ツヤ感も束感も非常に自然。
セット力 ★★☆☆☆
ツヤ感 ★★★★☆
操作性 ★★★★★
束感 ★☆☆☆☆
絶大な人気を誇るこのオーシャントリコシリーズに、満を持して追加され2017年11から販売を開始した最新作、それが今回おすすめする、OCEAN TRICOのSHINE OVER(シャインオーバー)です。
ラインナップに最新のシャインオーバーが加わり、OCEANにSが付く形となりました。
シリーズ名はオーシャントリコと変わりありませんが、実質 “OCEANS” になりました。
SHINE OVER(シャインオーバー)
そこそこのセット力にファイバーを配合し、グロッシーな仕上がりになります。
束感を非常に作りやすく、伸びも良いのでショートヘアからミディアムヘアまで様々な長さに対応出来ます。
特にパーマヘアとの相性は抜群です。ツヤ感を演出する事で、大人の雰囲気や色っぽさがぐっと増します。
セット力 ★★★★☆
ツヤ感 ★★★★★★★★
操作性 ★★★★☆
束感 ★★★★★
ツヤ感を演出するワックス選ぶメリット
まず始めに、ヘアワックスが好きな人はファイバー系やクレイ系が好きな人が多く、ツヤ感をプラスして演出するオイル系ワックスやグリース系ワックスは敬遠されがちです。
もちろんスタイリングをする個人個人の好みは当然あると思います。
ただ、適度にツヤ感がある方がマットでパサパサした感じよりも、ぐっと大人っぽい演出になるので、女性にもイメージが良く、プライベートにもビジネスシーンにも適しているメリットがあります。
(日々スーツに身を包むお仕事をされてる方も使えるのは大きいですよね!)
毎年ツヤ感がある髪に人気が出たり、特に好まれるのが夏のシーズン。
ツヤ感を演出するヘアスタイリング剤が各メーカーからだいたい市場に投入される事が多いので、ついついツヤ系ワックス=夏、といったイメージをしがちですが、実はツヤ系ワックスはシーズンを選びません。
ツヤ感をプラスしてくれるスタイリング剤は実は夏だけのものではなく、オールシーズン使えて、冬でも大活躍してくれるって知っていますか?
実際に最新作がOCEANシリーズに追加されたのも冬のシーズン。
実は、僕がツヤ系ワックスを使い始めて1番恩恵を受けていると思うのが、髪のまとまりです。
特に僕のように髪質は毛が1本1本太く、髪の量が非常に多い方は気をつけて下さい。
個人的には2回のカットに1度パーマをかけているので、何もつけないと最高にパサパサ髪が散る状態。
当然寒い季節は肌だけでなく、髪も相当乾燥します。
乾燥すると、当然髪もまとまりにくくなります。
女性と違って肌の乾燥は最近でこそ気にし始めた男性も居ても、髪の保湿ってそこまで重視していませんよね?
別に髪の保湿を始めろとは言いません。
実際に僕も特別なケアはしていないので(笑)
ただ、髪がパサパサとまとまりにくくなるシーズンだからこそ伸びが良く、髪によく浸透し、よくまとめてくれるツヤ系ワックスがおすすめなんです。
毛束感もマットな質感よりもツヤがある方がはっきりと目立つようになるので、狙ったスタイリングが見せやすくなります。
SHINE OVERの使用感
ファーストインプレッションとしては、セット力、髪に与えるツヤ感、髪に浸透させスタイリングする際のスタイリングのし易さのバランスが凄く良いですね。
何かが凄く突出していて〇〇がとにかく凄い!!・・・という商品よりかは、もっと日常的にオールラウンダーとして活躍する事を狙った品だと思います。
なので、”バランスが良い” という表現をしました。
それでは細かく見ていきましょう。
一言で言うと、ファイバーワックスとグリースワックスの良い部分だけを混ぜ合わせたような、本当に新感覚のヘアワックスです。
プロのスタイリスト達が数年かけて試作し続けたのには納得の内容だと思います。
スタイリング剤を試したり集めるのが僕は趣味なので、市販で販売されているものはほぼカバーするぐらいの数と量は試していますが、ここまでスタイルチャートのニッチな隙間にすっと入り込んできた商品は過去に無いのではないでしょうか?
ファイバーが入っていて型崩れしにくく、グリースのようなツヤ感を演出してくれます。
指でワックスをすくうと「固さが少しクレイよりかな?」と最初に思うのですが、実際に手のひらで温めてから伸ばすと思ったよりも伸びが良く、何より髪に付けた際に更に伸びを体感します。
最初に手に触れた時に想像してたクレイ系に近い固さからすると、想像以上の伸びです。
このお陰で髪に馴染ませるのにも苦労はしません。髪に均一に、早く浸透させる事が出来るのも、ツヤ系ワックスの良い部分だと思います。
SHINE OVERのセット力
ツヤを演出する系統のワックスは、昔からツヤを出す成分が入る分セット力が落ちる、セット力に欠けると言われてきましたが、シャインオーバーに関してはツヤがそこそこ出るツヤ系ワックスの中では、セット力が比較的ある方だと思います。
一度髪に揉み込んでセットすると髪に重さが出るので、毛束感や毛先の流れ、動きを再度手ぐしで修正することは可能です。
万能ではありませんが、再セット出来るぐらいの持続力は評価するべきポイントだと思います。(髪につける量にもよる部分なので注意)
ただ、僕の髪質のように毛が1本1本太かったり髪の毛の量が極端に多いと、どうしても1日中崩れないヘアを作るのは難しいです。
ミディアム以上の毛の長さなら余計に1日の後半では若干崩れてきます。
また毛が太かったり毛の量が多いと、伸びが良かったりファイバーが配合されてるワックスでも、なかなかドライな髪からスタイリングする際に均一に髪に伸ばし揉み込むというのは、結構手間も時間もかかり慣れないと難しいです。
これをどう回避するかは、おすすめのスタイリング方法の項目で紹介します。
SHINE OVERのツヤ感
髪に付けて馴染ませた時のツヤ感は、凄く自然なツヤ感を出すファイバー系ワックスと最高にウェットな質感を演出するオイル系ワックスの丁度中間をいくようなイメージです。
ツヤ感は適度に出ると思いますが、重さやウェット感を出すオイル系まではいきませんね。
そこが逆に、ツヤ系ワックスに初めて挑戦する初心者には使いやすく入りやすいツヤ感だと思います。
僕が今まで試した市販のワックスの中で、最高のツヤ感を発揮してくれたのが・・・
ピース プロデザインシリーズ ウェットオイルワックスです。
僕はOFFの日は大抵このオイルワックスでベースを作っている事が多いです。
髪が最高にまとまるのでおすすめです。
パーマスタイルには今まで使ったスタイリング剤の中で1番操作性が良く扱いやすく、何より髪への浸透力は1番ですね!
こちらのオイルワックスの詳しい紹介は、こちらの記事でさせて頂いているので是非チェックしてみて下さい。
SHINE OVERの香り
実は香りに関しては最新作であるSHINE OVERも含め、OCEAN TRICOシリーズ全てに同じフレグランスが使用されています。
パッケージにも記載されていますが、メンズフレグランスブランド、RISINGWAVE(ライジングウェーブ)のオードトワレのフリーシリーズから、ライトブルーという名前のフレグランスが使用されています。
正直、ブランドHPにある香りのチャートを見たところで、参考にはなっても香りなんてなかなかイメージ出来ないですよね?
HPにはロイヤルフローラルと商品詳細では記載されていますが、何がどうロイヤルかなんて分かりません。(笑)
一体どんな香りかと言うと、一言で言えばムスク系の香りですね。
車の車内用芳香剤でよくあるムスクベースを、少し優しくフローラルでアレンジしたような香りです。
フレッシュ、セクシーさといったキーワードで表現されているチャート通り、香りはメンズっぽさが強調されていて、髪につけるとほんのり香るぐらいなので嫌な方や合わないといった方は少ないと思います。
香りは好みに個人差が出る部分だと思いますが、マイルドにアレンジされたような香りなので、鼻につくような嫌な香りでは全くありません。
そして、こちらがRISINGWAVEが販売しているフリーシリーズのライトブルー。
メンズっぽさが残る香りでも、あまり嫌に感じないと思っていたら、このフリーシリーズは全てUNISEX(ユニセックス)用なんですね!
つまり男女兼用で性別を選ばないシリーズなんです。
通りでメンズでもレディースでもありそうな、ワントーン落ち着いた香りなはずです。
洗い流しやすさ
メーカーであるフィッツコーポレーションHPにも、オーシャントリコシリーズの大きな特徴の1つとして洗い流しやすさを謳っています。
ファイバーが入ったワックスというとすぐに洗い流せないイメージがありますが、シャインオーバーは確かに洗ったらすぐに落ちるイメージです。洗った時の落ちやすさは非常に優秀な部類に入ると思います。
日々のちょっとした事ですが、毎日のスタイリングには有り難い事ですね!この洗い流しやすさで日常的な使い勝手は大きく変わってきます。
余談ですが、他の類似した商品と比べると確かにシャインオーバーは圧倒的に洗い流しやすいです。
・・が!洗い流しやすさだけで言えば、更にその上を行く洗い流しやすさと落ちやすさを実現したワックスが実は存在します。
それがこちら!プレジュームワックス。
その中でも最もクリーミーでハードなプレジュームワックス7が万能です。
洗い流しやすさをとことん追求したい方は、こちらのワックスが一押しですね!
知る人ぞ知る手に非常に優しいワックスで、ヘアクリームのようなクリーミーな質感なのに髪につけるとハードにまとまる、おすすめワックスの1つです。
実際に多くのサロンで使用されており、働く側にも、ワックスを使用するユーザーにも嬉しいこの機能。
サロンによっては凄く人気ですよ!
プレジュームワックスも、こちらの記事で詳しく紹介させてもらっているので併せて是非ご覧下さい。
おすすめのスタイリング方法
ここからはシャインオーバーを使ったおすすめのスタイリング方法ですが、髪の質感や長さ、くせの有無によって違ってくるので、自分の髪質や長さにあったアレンジを参考にしてみて下さい。
ショートヘアの場合
毛の長さがショートな方は、このワックスだけでも比較的1日安定して崩れないようなセットが出来ると思います。
髪にしっかりと揉み込んでつける場合は、一度崩れたりしても再セットが比較的簡単に出来るので、ちょこちょこ手直ししながら保つのもありだと思います。
風が強い季節などでヘアセットを崩したくない場合は、全体をシャインオーバーで仕上げた後に好みのヘアスプレーで仕上げるのが良いと思います。
ミディアム以上のヘアーの場合
ショートヘアー同様、シャインオーバーで全体を仕上げた後にヘアスプレーでヘアスタイルをロックする方法が1つ。
もう1つは、ベースを作るのに別のスタイリング剤を使用し、後からシャインオーバーを上乗せし仕上げる方法です。
実はこの後者の方法はオーシャントリコをプロデュースしたサロン、オーシャントウキョウのスタイリストも勧めている方法なんです。
1.ワックスと併用出来る専用のヘアオイルや、髪のダメージケアをしながらまとめてくれるヘアミストを使用し、まずは髪を少し濡れたような状態にします。
2.クレイ系のワックスなど、ハード目なセット力のワックスでベースを作り、ドライヤーで1度セットします。
3.ベースがセット出来たらその上からシャインオーバーを揉み込み、再度髪を散らしながら下げてボリュームや形をセットしていきます。
トップ、サイド、バックは揉み込み、前髪部分にシャインオーバーをつける際は、毛先にのみつけてスタイリングするのがポイントです。
※ シャインオーバーと併用して使用するおすすめスタイリング剤は、次の項目 “SHINE OVERと相性の良い組み合わせ” でご紹介します。
毛が細く柔らかい場合
シャインオーバーが比較的よく伸びる部類に入る為、髪質的に柔らかく毛も細い方ならタオルドライやハーフドライにセットしてからスタイリングする必要は特にないと思います。
ヘアミストなどでまとまりをつけたり、寝癖を修正してドライヤーで一度ドライにしたら、そのままシャインオーバーでニュアンスを作っていけます。
これはどんなスタイリング剤やヘアワックスでも共通して言える事ですが、毛が細い方が特に注意したいのが均等に髪に伸ばしてつける事です。
髪の量が多く毛が太い人よりも、細く柔らかい人の髪の方が一部だけ多くワックスがついている場所が目立ち違和感が出ます。
一気にワックスを手にとらずに、何度か薄く手のひらで伸ばしながら髪全体に揉み込み均等につけるよう心掛けるとベターです。
毛が太く固い場合
この僕と同じパターンの人達は、毎日苦労してると思います。本当にご苦労様です。(笑)
髪が太く固い方は、ヘアオイルやヘアミストで髪をまとめるか、1度髪全体を濡らしてタオルドライやハーフドライ状態にしてからスタイリングを始めてみましょう。
この少しの手間を加えるだけでも操作性や髪のまとまりに違いが出てきます。
何よりセットする時間の短縮に繋がるでしょう。
タオルドライやハーフドライ状態など、ウェット気味な状態からスタイリングをスタートする場合は、使うスタイリング剤のセット力もドライ時に使う時から少し落ちる事を想定し、理想のセット力よりも少しハード目なものを選ぶと良いです。
よくあるパターンとしては、ウェットな状態を作ってクレイ系でベースを作り、乾燥させながらセットした上に違うスタイリング剤でニュアンスをつけて仕上げるパターンが王道です。
SHINE OVERと相性の良い組み合わせ
おすすめのスタイリング方法でご紹介した手法を実践するに当たり、シャインオーバーと一緒に併用すると良いおすすめ商品を紹介します。
ヘアオイル
ヘアオイルはこれで全て解決!
リップスのメンズヘアオイル、LIPPS Mens Hair Oil L17 Ntypeです。
髪のダメージケアをしながら、さらさらにまとまるのが気持ち良いヘアオイルです。
何と!!ヘアワックスと併用して使用する事を想定して作られた、併用可能なモデル。
こちらの記事で詳しくレビューを載せているので、是非ご覧下さい。
クレイ系ワックス
オーシャントリコにはオーシャントリコシリーズがベストマッチ!
という事でまずはこれ、本記事でも既に紹介しているOCEAN TRICOのCLAY(クレイ)です。
タオルドライやハーフドライ時に、先ほどご紹介したリップスのヘアオイルを髪全体に馴染ませなら、このオーシャントリコのクレイを使いベースを作ります。
ドライヤーで乾かし髪の根元にしっかりと癖づけが出来たら、シャインオーバーを上から更に揉み込みつけてニュアンスを作り仕上げる方法が、非常に安定しています。
その他のハード系ワックスのおすすめはアリミノ ピース フリーズキープワックスです。
ほのかに香るカシス系の香りを配合した、クリーム系ワックス単体では最強のホールド力とセット力を誇るヘアワックスです。
過去、アマゾンのヘアワックスランキングでも1位を獲得した実績があります。
髪の量が多い場合、ドライなヘアにそのままつける事が難しい程ハード!
その反面、ヘアオイルとの相性は抜群です。
勿論髪の毛の量が多くない方や、1本1本の毛が細い方はコレ1つで強力ホールド!しっかりとセットしてくれます。
詳細はこちらの記事に載せています。是非ご覧下さい。
おすすめのスタイリング方法でも、このシャインオーバーと相性の良い組み合わせの項目でも、僕が決して他のスタイリング剤と混ぜ合わせて使用する事に触れたり、おすすめしていない事にお気付きでしょうか?
実はこれにはちゃんと理由が存在するので、次の項目を参考にして下さい。
2つの違うワックスを混ぜる事はしない方が良い理由
まず最初に認識しなくてはいけない事が1つあります。
実は全く違うワックス同士を混ぜて使うというのは、皆さんが想像している以上にプロでも難しい上級テクニックなんです。
よく「自分の髪に欲しい特徴を持った2つのワックスを混ぜれば、どっちの特徴も髪にプラス出来る」、なんて素敵な魔法の呪文のような言葉を聞く事がありますが・・・
あれはスタイリングのプロ中のプロが緻密に計算し狙わないと発揮出来ない効果なんです。
本当のプロのスタイリスト達が、どうして混ぜて組み合わせる事を一般の人間におすすめしないのか?
それは、最悪の場合、混ぜ合わせて使用したワックス2つの、どちらの良い部分もお互いに消してしまうからです。
プロでも計算して分量や組み合わせを探るのが難しいのは、そもそも開発、販売されているワックス自体の性能が個々に完結するように作られているからです。
決して混ぜ合わせる材料として中の成分が計算されている事はありません。
実際にオーシャントウキョウのスタイリストもワックスを混ぜるのではなく、ベースと仕上げで使うワックスを2段階にわけて使用する事をすすめているのはその為です。
2つのワックスを掛け合わせ冒険する楽しみはあると思いますが、素人であれば混ぜるのではなく、段階によって使い分ける方が絶対に失敗しません。
(僕も幾多の冒険をして失敗を重ねています。。。)
オーシャントリコシリーズまとめ
僕も10代の頃はもっぱらファイバー系ワックスに頼っていましたが、髪1本1本が太く、髪量が多い適度なくせ毛で、更に今はパーマもかけているので通常のワックスでは根元まで均一に馴染ませる事も難しくなりました。
毛が太い方、髪の毛の量が多い方は特に、ファイバー系やクレイ系ワックスと比較した際、ツヤ系ワックス独自の手ぐしで髪に馴染ませる時の簡単さをすぐに実感すると思います。
また、大人の演出を求めるなら、やっぱりツヤ感を演出してくれるワックスで決まりです!
マットな質感のヘアスタイルだと、どうしても少し若くてヤンチャな印象を与えてしまうので、ある程度ツヤ感が髪にある方が実際に幅広い層の女性から評判が良いです。
さて、ここまで色々な情報を詰めて記事にまとめてきましたが、結論から言うとオーシャントリコのシャインオーバーは・・・
- ツヤ系ワックスの中では比較的セット力が強力
- オイルワックスまではいかないが、ツヤ系ワックスの中では断トツのツヤ感を演出
- ファイバー系ワックスの中では比較的洗い流しやすい
- 髪質や長さに合わせてベース用、仕上げ用、どちらにもなる
という結果となりました。
「ツヤ感や髪に重さや潤いを与えまとまる力はピース プロデザインシリーズ ウェットオイルワックスには若干劣るし、洗い流しやすさではプレジュームワックス7に劣るし、全然シャインオーバーを褒めてないじゃないかっ!」
と思う方も居るかも知れませんが、冒頭でも述べた通り、商品単体としての汎用性の高さがより多くの人のニーズに対応出来る武器となっている商品だと思います。
繰り返しになりますが、それ故に “丁度良いバランス” という表現がしっくりくるヘアワックスだと思いました。
突出している性能が無く派手には見えませんが、セット力、伸びやすさ、洗い流しやすさ、操作性、ツヤ感、全てのバランスが良く、このバランスで類似している商品がないぐらい、ニッチな部分に位置している事は事実です。
シリーズ全体としては、オーシャントリコシリーズが発売が開始されてからずっと人気な理由として、OCEAN TRICO1つのシリーズでバランス良く、満遍なく分布、用意されたラインナップが何よりも強いとしか言いようがありません。
ある程度どんな髪質や髪型の人でも、このシリーズの中から最適なものが見つかりやすい商品のバランスが万人に受けている印象が強いです。
特に万能なのが “EDGE(エッジ)” と今回のレビューで紹介した “SHINE OVER(シャインオーバー)” です。
EDGEはヘアワックス初心者にも安心のバランス、SHINE OVERはツヤ系ワックス初心者も入りやすいので、入門用としても良いでしょう。
様々なメディアのランキングで1,2フィニッシュを飾ったこの2つのヘアワックスから暫くは目が離せません。
今回ご紹介したスタイリング方法やおすすめ商品も機会があれば、是非使ってみて下さい。
きっと皆さんの日々のスタイリングライフを楽しく彩ってくれると思います。