さて、新型 i Phoneの、iPhone Xs、iPhone Xs Max、が発売されてから数日が経ちましたね。
本体のハード端末自体を購入されてない方でも、新たなOSアップデート通知がいってると思います。
様々なSNSで新 i phone開封風景や開封動画を観るのが恒例になりつつあるここ数年。
確かに今回のハード面も様々な改良がされ技術の進化とスピードに驚きますが、そんなハード面と同等かそれ以上に、 i OSにもこりゃまた凄いアップデートが実は来てました!
個人的に今回のアップデートは非常に衝撃的でした。本体のハード面なんかどうでも良くなるぐらい便利な機能が実装されたのです。(笑)皆外観や基本的なスペックばかりのレビューばかりが目立ちますが、僕はあえて新しいOSで使用可能となった機能にクローズアップしていきたいと思います。
最新機種の発表と共にリリースされた最新OSが i OS 12.0となります。
今回のOSアップデートでどう便利に強化されたのか、オススメの機能を詳しく見ていきましょう。
i OS12.0は、主にSiriの強化が狙い
今回のメジャーアップデートでは、明らかに他社の音声アシスタントAIを牽制するような機能が追加されました。
設定>Siriと検索>全てのショートカット、と設定アプリを進んでいくと写真、電話、メールなどの基本的な機能のショートカットも任意の音声トリガーが登録出来るようになっています。
どういう事かと言うと、今まではある程度命令文のパターンが開発側に決められていて、Siriに聞くと「例えばこんな風に話しかけて下さい」と例文が出てきていましたが、今回のアップデートからはトリガーとなる音声は自分の声を録音する事でSiriに新しい命令文を学習、認識させる事が可能となった訳です。
Googleアシスタントも人気ですが、やはりApple。今回の新しい機能の追加でまた他社に差をつける形となったのではないでしょうか。
その他細かいタスクもアップデートされていますが、様々なメディアでも今注目を集めているアプリと機能について更に掘り下げていきたいと思います。
i OS 12.0から使用可能なアプリ、”ショートカット” とは
とにかく便利になったと思うのはもちろんこの機能!
i OS12.0のリリースと共にリリースされたこのショートカットという神アプリ。こちらは App Store から検索&ダウンロード可能となっています。
その名の通り、任意のショートカットを自分で作り、Siriに覚えさせる事が出来るようになったのです。
しかも任意のショートカット制作だけではなく、例えば複数のタスクを組み合わせて自分のオリジナルのアクションを作成し、そのトリガーとなる命令音声も自分で任意に指定出来るのです。
ポイントは・・・
〇 複数のタスクを自由に組み合わせる事が出来る
〇 作ったオリジナルタスクを任意の音声トリガーで発動できる
〇 オリジナルタスクのショートカットをホーム画面にも追加が可能
といった事です。
実際にショートカットアプリを使って、機能を割り当ててみる
ショートカットアプリを開くとライブラリ画面が開くようにデフォルトで設定されていますが、まだ何もショートカットを登録していないので、自分で1からショートカットのタクスを編集したい場合は画面下のバーをプルアップして1つ1つ選択、追加していきます。
今回は記事を読んだ方が解り易いように、予めデフォルトでギャラリーに登録、用意されている1つのショートカット機能を使って解説していきたいと思います。
右下のギャラリータブをタップしてギャラリーを表示させると、予め使用頻度が高そうなショートカットがいくつもテーマ別に並んでいるので、好きなものをタップして登録が可能です。迷ったらまずはどんなショートカットが便利かな?と、ギャラリーを覗いておくと良いでしょう。
今回は、赤い枠で表示されている、プレイリストを再生を登録していきたいと思います。
ギャラリーに表示されている赤枠をタップします。
すると、このように2つの選択肢が表示されます。
ショートカットを取得をタップするとそのまま自分のライブラリにショートカットが追加されますが、ここでアクションを表示をタップすると、今選んでいるショートカットがどんなアクションを実行するのか編集されているアクションの詳細が見れます。
アクション詳細を見てみると、プレイリストを取得というアクションと、ミュージックを再生というアクションの2つから成り立っている事が分かります。
ショートカットを取得を押してみると・・・
ライブラリに追加されました。
追加された枠内右上に表示されている丸い部分をタップすると、追加したアクションの編集画面となります。
プレイリストという項目の右側がデフォルトでは選択と表示されているので、タップしてどのプレイリストを再生させたいのか指定します。今回は仕事帰りに家に帰ってから周辺を夜走る際のトラック、Runningプレイリストを選択します。
2つ目のタスクであるミュージックを再生では、シャッフルとリピートのオプションが選択出来るようになっています。
編集が終わったら右上の完了を押します。
設定したショートカットをSiriに学習させる
ショートカットアプリにアクションを登録しただけでは意味がありません。Siriと連動させて初めてその真価を発揮します。
1度ショートカットアプリのライブラリにアクションを追加すると、設定>Siriと検索>すべてのショートカットの画面に追加したアクションが表示されるようになります。
(ショートカット候補メニューには最近使用したタスクや、よく使うアプリのアクションが候補として出てくる)
表示されたアクション項目の右側に + マークがあるので、こちらをタップ。
そうすると、Siriと検索画面の一番上にマイショートカットという項目があり、マイショートカットリストに自動的に追加されます。
マイショートカット画面で編集したいアクションをタップすると、何度でもトリガーフレーズを録音し直す事が可能です。なるべく短く自分にとって覚えやすいフレーズにしておくと良いでしょう。
今回ショートカットに追加テストしたプレイリストは、仕事から帰ってきてから夜外を走る際に使用しているプレイリストなので、シンプルにランニングとSiriに覚えさせました。
これで、Siriにランニングと話しかけると、自動的に僕が指定したプレイリストが流れ始めるはずです。
Siriにトリガーとして覚えさせた、ランニングというフレーズを話しかけると・・・
先ほど登録して覚えさせたショートカットアクションをちゃんと実行しています。
バックグラウンドで自動的に再生され始めた!!
という事で実験成功です。
設定したショートカットアクションをホームボタンに追加してみる
ショートカットは毎回Siriに話しかける前提でしか使えないの?と心配された方、安心して下さい。
ちゃんとショートカットをホームボタンに登録し、ワンタップで起動出来る機能も追加されています。
これならSiriを使って音声で起動したくない場合にも重宝しますね。
ショートカットアプリを開き、ホーム画面に追加したいアクション枠の右上の丸いボタンをタップし、編集画面へ飛びます。
編集画面に飛んだら、右上のこちらのボタンをタップ。
ホーム画面に追加というボタンが下部に表示されるのでタップ。
すると、Safariが自動的に起動するので、もう一度こちらのボタンをタップ。
すると、ホーム画面に追加する項目が再度出てくるので、こちらをタップするとホーム画面にアイコンが追加されます。
ホーム画面にアイコンが追加されています!!!
ショートカットに登録したアクションの詳細編集
ショートカットのライブラリに登録したアクションを更に詳細に設定する事が出来ます。
こちらもやり方は簡単。
ショートカットアプリのライブラリに登録してあるアクションの編集画面から、こちらの右上のボタンをタップ。
詳細設定が編集可能になります。
アクションの名前を変更し任意の名前をつけておく事で、ショートカットが増えてきても登録したショートカットがどんなアクションか整理できます。
また、アイコンの柄と色も自由に選択出来るので、自分が覚えやすいものに設定しておきましょう。
上の画像のように設定を変更すると・・・
ライブラリにアクションが表示される際のアイコン色も緑に変わり、名前も変更されているのが分かります。
その他メジャーアップデートによる便利機能
おやすみモード
おやすみモードも更に詳細に設定出来るようになりました。
特定の時間以外にも、スケジュールを指定して管理出来るようになっています。
しっかりと生活のONとOFFを切り替えて生活したい方には、最高の機能ですね!
スクリーンタイム
今までのペアレンタルコントロールに該当する部分となったのがスクリーンタイム。
公式ヒントアプリが説明しているように、アプリや機能別に制限がかけられるようになりました。
直感的にも迷うことないシンプルなUIなので、こちらは一度オプションから操作してみて頂ければすぐに機能は把握出来ると思います。
特にお子さんに使用させる上では、画面を見ない時間帯を指定し設定出来る “休止時間” メニューや、1日あたりの使用時間を制限が可能な “App使用時間の制限” が非常に便利だと思います。
親がスクリーンタイムで任意の設定をしたスマートフォンを子供に託すなら、何も制限が無いよりかは安心して使用させる事が可能ですよね。
中高生ならある程度の良し悪しは分かってくる年代ですが、最近では小学生がスマートフォンを持ち歩く時代になったので、ペアレンタルコントロールが非常に大事になってくるのも納得です。
使用状況のパーセンテージも割合別に表示されるので、例えば子供に一度預けたスマートフォンの使用状況を親が確認するにも役立つでしょう。
今回ご紹介した機能はメジャーアップデートで追加、又はリニューアルされた機能の一部です。他にも公式のヒントアプリから新しく追加された機能がチェックできるので、是非確認してより良い i Phone ライフを楽しみましょう♪