先日リリースされた最新の iOSのソフトウェア11.0.3。
主にiPhone 7 / 7Plusのオーディオと、Phone6sのタッチ入力のバグを修正するアップデートが含まれる、と、アップデート時の説明に記載されていますが、実はもっともっとどの機種でも根本的に便利になった部分があります。
最新のソフトウェアににアップデートして、「あれ?」と気付いた方も既に多いと思いますが、ユーザーインターフェイスがだいぶ変わったり、アプリのアイコンが大きく変化しています。
この記事では、そんなメジャーアップデートを含んだ iOS11.0.3から追加された新機能の中で便利な機能や、今回のアップデートで大きく変化した部分を紹介しようと思います。
写真アプリに新機能
まずは写真管理アプリの新機能から。
こちらは直感的な操作で、アップデート後に初めてアプリを起動すると、このように新機能の説明がご丁寧に表示されるので、特にこちらで説明する必要がありませんので詳しい操作や説明は省略します。
基本的に iPhoneの写真アプリはアップデートに伴い、新しいエフェクトで、より楽しく編集でき、より細かく分類され管理が簡単になっている傾向にあります。
App Storeや電卓アプリなどの、標準アプリのアイコンに変化
基本アイコンの中でも、いくつかのアイコンはデザインが一新されているので、少し見慣れないかも知れません。
App Store起動後の表示方法が変わった
この辺りから、大きな使用感の変化を感じます。今まで通り、アプリの検索やアップデートは可能です。
大きく変わった点は、デフォルトの表示方法です。
毎日、日替わりで本日のピックアップアプリ的なおすすめや、テーマ別であったり、ジャンル別でまとめたおすすめアプリのリストが表示されていたりします。これならば、特定のアプリを探す目的が無く App Storeを開いても、何となくスクロールしていると、興味のあるアプリに辿り着けそうですね!
Apple側からしたら、何となく見てくれているユーザーが、予定にはないアプリも課金してくれるであろうシステム。流石Appleとしか言いようがない、WinWinなシステムですね!
アプリを立ち上げて、下にスクロールしていくとこんな感じに表示されます。
スクリーンショットを撮影後、一定時間スクリーン左下にポップ表示、
タッチすると編集画面へ、何もしないと自動保存
例えば左の画面をスクリーンショットすると、画面左下に小さくプレビュー画面のポップアップが出てきます。(このポップアップはスクリーンショットをしても、表示されませんでした。)
その画面をタッチすると、右の画面のように直前にスクリーンショットをした画像の編集画面に飛ぶ事が出来ます。
四角い青い枠で、切り抜きを調整し、下に表示されているペンや鉛筆をタッチすると、スクリーンショットした画面に手書きで文字やイラストが書けるようになっています。
また、複数枚のスクリーンショットを撮影すると、編集画面にも撮影した枚数分の画面が表示され、個別に編集出来るようになっています。
メモ帳がより便利に!様々な新機能追加
メモ帳も、アップデート後にアプリを開くと、新機能のヒントが表示されます。
この中でも、書類カメラと表の挿入に非常に可能性を感じました!
■ 書類カメラ
これはメモ帳にスキャンした書類を貼る事が出来る機能です。
「え?今までもカメラ機能を使って、画像をメモ帳に貼り付け出来たよっ!」、と思う方もいらっしゃると思いますが、書類カメラに関しては、スキャンとシャッターが自動的に動作します。
まず、メモ帳を開き “+” アイコンを押すと、オプションメニューが表示されます。
メニューの中から “書類をスキャン” を選択します。
そうすると、勝手にカメラが起動します。
スキャン対象になるものを、カメラ画面内に収めると、スキャン範囲が黄色く自動的に塗りつぶされます。
同じ範囲の黄色いスキャン部分が一定時間表示されていると、何と自動的にカメラのシャッターが切られ、メモ帳の画面上にペーストされます。
雑誌や絵本で試したら、スキャンの黄色い部分が出ずに、スキャン対象とされませんでした。やはり “書類” である必要が現状ではありそうです。
また、書類によっても読み込みがされるものと、されにくいものがあるので、この辺りはまだまだ改善の余地があるので、アップデートで正確性が上がる事を期待します。
そしてもちろんメモ帳上で、ペンツールで手書きメモも!
■表の挿入
メモ帳に表を挿入出来るようになったので、エクセル的な使い方が可能になりました。
メモの内容によっては、単純に何かを箇条書きにするよりも、表にまとめたい内容もあると思います。そんな時には役に立ちそうですね!メモで作った表をメールで仕事用にエクスポート、なんて使い方のバリエーションも広がるのではないでしょうか。
一番左の表アイコンをタップすると、右の画面のように基本的な表が出るので、必要に応じて列と行を増やして使用します。
表の左側や上側に表示されている “・・・” という部分をタップすると、左の画像のように追加と削除のオプションメニューが出てくるので、試しに列を追加してみると右の画像のように追加されます。
コントロールセンターのインターフェイスが一新!
今回のアップデートで、インターフェイスが一番大きく変化したのは、このコントロールセンターではないでしょうか。
画面下からスワイプして表示されてみると、アップデート後のデフォルト画面はこんな感じです。
画面の明るさと音量のバーが隣同士に設置され、どちらも今まで通り直感的な操作が可能です。
「あれ?エアードロップって、無くなっちゃったの!?」
と、アップデート後にネット上では心配や不安の声が多くあがっていたようですが、ご安心下さい。
実は隠れているだけで、ちゃんと存在はしています。
左上の四角を3Dタッチ(強く押し込む)すると、左下のような画面が表示されます。こちらでちゃんとエアードロップが表示されるようになります。現状 i phone同士で画像などのデータのやり取りはエアードロップが最速かつ便利なので、i phoneユーザーならマストツールですよね!データ送信が一瞬で終わってしまうこの機能は、常に使えるように把握しておきましょう。
ミュージックも同様、四角の上で3Dタッチをすると、詳細画面が表示されます。
また、設定画面からコントロールセンター → コントロールをカスタマイズをタップし表示する項目を編集すると、表示させる機能を追加、削除、または順番の並び替えが可能です。
いくつか機能を追加すると、こんな感じでアイコンが増えていきます。
まだまだ新しくなった部分はありますが、アップデート後すぐに便利かつ直感的な操作可能な機能をご紹介しました。
この記事で紹介した機能の他にも、アプリをタッチしてから起動する際の根本的な画面の切り替えの速さと、画面の切り替わり方にも変化がありました。
また便利な機能があれば随時追加していきたいと思います。