ウェブサイトの用途に合わせて、必要なプラグインを簡単に追加し拡張出来るWordPress(ワードプレス)。
レンタルサーバーとの連動が可能であったりと、使うユーザーのカラーに合わせてカスタマイズ出来る幅が最大の魅力である。
世界でもっとも文字(Word)を編集、発信(Press)するのに使用されているプログラムであり、このサイトもWordPressを使用し編集しています。
ただ、テーマやプラグイン以外もカスタマイズの自由度が高い分、様々な要因でエラーが発生し、未だに原因が分からないエラーが常に起きているのも事実。
今回は僕が最近 “Fatal error(致命的なエラー)” と呼ばれるエラーにかかりログイン画面が開けなくなってしまった所から簡単な作業で、すぐに復活した記録を残そうと思います。
なぜ僕がわざわざ記事として残そうと思ったかと言うと、理由は以下の2つ。
- ネットで検索したら、エラー症状が他の多くの人とは全く違った
- エラーコードを特定したり修正、編集する事無く、即復元できた
こんな簡単な事ですぐに直るなら、エラーコードの特定やら修正やら僕には難しい情報を調べる必要なんて全く無かった・・・と後悔しました。
同じ症状が出た方は是非参考にしてみて下さい。
突然のエラー表示のきっかけ
普段正常に使用出来ているワードプレスが急にエラー表示に陥る場合、大体の原因は直前の操作にある可能性が高いようです。
僕の場合は、プラグインの更新をかけている際、更新が終了したかを確認せずに別のメニューボタンを押した直後に発生しました。
恐らくプラグインが正常に更新されず、破損した可能性が存在します。
そんな事は今まで何度もあったのですが、今回ばかりは状況が違いました。
と言うのも、この時僕は引っ越した直後でインターネット回線が開通しておらず、スマホのテザリングによる接続でワードプレスにアクセスしていました。
もちろんデザリングが怪しいというのは僕のただの勘でしかありませんが、普段と状況が違う部部はここしか思いつきませんでした。
エラー画面が真っ白ではなかった
[WordPress Fatal error]などと検索すると、対処法が書かれているほとんどのサイトに
デフォルトではエラー表示がされない仕様なので、エラーが起こると画面が真っ白になる。
と記載されています。
その真っ白な画面に、エラー表示を表示させる事から始めるようアドバイスするサイトが大半の中、僕の場合は症状がここから若干違いました。
僕の場合はワードプレスのログイン画面に飛べなくなった部分は共通していたのですが、白い背景の上に、ちゃんと黒い文字でエラーコードが表示されていたのです。
ワードプレスをサーバーにインストールする際や、ワードプレスの設定なども特にデフォルトで変更はしていません。
エラーコード
Fatal errorコードの種類もいくつかあり、それぞれのコードに合わせた対処法が必要との事。
例えば、今回の僕が遭遇したエラーは Uncaught Error。
プログラミングやコーディングに関して全く知識がない僕がネットで調べた結果、最後の番号がソースコードの修正が必要な場所(行数)を示しているようだ。
実際のエラーコード
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function register_block_type() in /home/WPログインパスワード/サイトのURL/public_html/wp-content/plugins/更新に失敗したプラグインの名前reloaded/includes/scripts.php:149 Stack trace: #0…….
……………(中略)……………
……………/public_html/wp-content/plugins/更新に失敗したプラグインの名前-reloaded/includes/scripts.php on line 149
中略された中にも繰り返し更新に失敗したプラグインの名前がある事から、原因はこいつで間違いなさそう。
エラーの最後のラインを見る
検索結果で表示された多くのサイトで、「エラーコードの最後のラインが修正箇所」といった内容が多かったです。
ここまでの情報をまとめると、エラーの冒頭がエラーの大まかな種類、修正箇所が最終ラインという事になります。
つまり、僕の場合は上のコードで言うと最後の149番目のラインに位置するコードを修正する必要がある。
プラグインの競合性
無数にプラグインが存在するワードプレスでは、似たような機能を持ったプラグインが存在する。
こうしてワードプレス内の設定など同じ領域をルールするプラグインを複数同時に有効化する事で、今回のようなエラーが出る事も調べていくうちに判明。
あっという間に復元出来る解決方法
多くのサイトが表示されたエラーコードから修正箇所を読み取るよう促していた。
20前後のサイトをざっと読んだが、知識が全く無い僕にはエラーコードや修正コードが謎の呪文にしか見えなかったのである。
何も分からない自分が少々時間を割いて調べた所で、プラグインのコーディングに手を出すなど怖すぎて無理でした。。。
絶望に震える中、ふと1つのサイトだけが、プラグインの更新失敗後の対処法を掲載していたので、大まかな流れを把握し、細かい部分は自分の勘で操作してみた。
その結果・・・
嘘のように簡単に復元出来たのである。
操作手順
実際に行った手順は以下の通り。
- データベースなど必要なデータをバックアップ
- FTPソフトでサーバーにアクセス、更新に失敗したプラグインのフォルダを一時的にリネーム
- ワードプレスのログイン画面へ入る
- インストール済みプラグインページから原因となったプラグインを削除
- 再度プラグインをインストール
まずは重要データのバックアップ。僕の場合はFTPソフトでPCのローカルに直接ぶち込みました。
FTPソフトをそのまま使用し、該当するプラグインのフォルダ名をリネーム。
FTPソフトを終了し、ログイン画面へアクセスすると正常に表示されました。
ダッシュボードに入ると、上部にリネームしたプラグインが見つからないといったエラー表示が赤文字で表示されます。(リネームしたので読み込めない)
インストール済みプラグイン一覧から原因のプラグインを削除。
再度同じプラグインの最新版をインストールします。
これで終了です。
1時間程、修正する為のコーディングについてネット検索していたのが嘘のよう。
この手法を使い、ものの数分で元通りに・・・。
あの検索して必死に調べていた時間は何だったのか。
まとめ
今回僕が体験した現象やエラーと、その後の対処方をざっくりとまとめると・・・
現象やエラー
テザリングをしてネットをサーフしながら、同時にWordPressを起動
WordPressのプラグイン編集画面で、あるプラグインの更新を押す
急に画面が白くなり、黒い文字でエラーコードが表示される
原因のプラグイン名をFTPソフト経由でリネーム
WordPressダッシュボードに入り、原因のプラグインを削除、再度インストール
・・・という事になります。
基本的にワードプレスは、テーマ、プラグイン、互換性など、ユーザーが直接コーディングする事でも様々なエラーが発生する事が常につきものだと思っています。
何か大きなエラーや失敗、データの削除などをしてしまう度に僕は自分の無知に絶望する日々です。(笑)
それでも、先人達が残した膨大な解決策がネット上にアップされているのも事実。
何かしら方法はあると思うので、1つの手法で駄目ならば、全く違う角度からのアプローチを考えるのも良いかと思います。
今後、今回の僕と同じような状況になってしまった方の参考になれば幸いです。